三嶺・剣縦走 2016.10.30参加者: Kさん utty   No.330

1.プロローグ

先週に引き続きKさん企画に便乗し、今週は急峻な四国山地・剣山エリアだ。ミッションは徳島県最高峰:百名山の剣山と高知県最高峰の三嶺(さんれい/みうね)と組み合わせた21kmの周回トレイルだ。自宅から登山口の名頃までは384kmだが。土曜日は移動日とし香川で屋島・栗林公園を巡りうどんを食べて徳島入りしたので結局440kmとなった。駐車場で野宿して日曜早朝3:00にスタート。基本ワクワクだが下山後に三重まで戻り明日出勤かと思うと身震いがした。

     
10/29 16:00名頃到着
     
登山口を確認します
     
朝3:00スタート 霧の中、難渋を極めます
     
無事に稜線に出ました 剣山と次郎笈(じろうぎゅう)
       
三嶺の山頂一帯
     
6:23ご来光です
     
三嶺ヒュッテ 超キレイです
    
     
6:30出発
    
  
三嶺の頂上へ
    
   
小屋を振り返ります
    
    
6:40三嶺1894m
     

2.三嶺

スタートして間もなく、森に霧が立ちこめ道標(ピンク色のテープ)が見えなくなった。尾根筋は勘で進んでも次のテープは見つかるが、広い斜面では一人が止まり一人が偵察、というパターンを延々と繰り返す。堂々巡りに陥るとさすがに気持ちが滅入る。しかし霧が晴れるととたんに元気が涌き、また満天の星にもエネルギーを満たされグイグイ登った。そして樹林帯を抜けると同時に背後の空で黎明が始まった。振り返ると剣山と次郎笈(じろうぎゅう)の黒いシルエットが並んで我々を歓迎している。きれいなヒュッテには昨晩は7名が泊まったようだ。ご来光はあまりにも美しく強風に耐えて40分も拝ませて頂く。

 

西へ続く縦走路
      
これから下るトレイル
三嶺を振り返ります
いい山なので何度も振り返ってしまいます
めざすは白髪岳
西へ延びる縦走路
西へ延びる縦走路
と思ったら分岐でした 白髪ピストンは1時間
せっかくなのでピークハント 標高は1770m

3.白髪山

三嶺は美しい山だ。白髪山に向かう尾根で何度も振り返る。二百名山だが、それ以上の風格を感じる。名残を惜しみつつ尾根を進む。このあたり踏み跡はやや薄いが尾根筋を辿ればすぐにトレイルは見つかった。登り返して到着したピークは分岐で、白髪山は縦走路から離れたところにあった。せっかくなのでと軽い気持ちでピークハントに向かう。しかし実際には片道1500mもあり結局往復60分もかかってしまった。気を取り直して縦走路を進む。白髪小屋を越え平和丸を過たあたりから振り返り、シャープな山容が白髪山とわかったとき、初めて行って良かったと思った。

 

白髪山から見る三嶺
さあ戻りましょう 剣山はまだ遙か彼方 
9:00分岐
分岐から縦走路 白髪避難小屋と剣・次郎
三嶺 見事な山容
この山域の小屋はどれも整備が行き届いています
   
緩やかなアップダウンを繰り返します
 
平和丸を過ぎたあたりの見事な笹原
巻道に入ります
 
後方の眺め 平和丸と白髪山
名頃 奥のS字の左が駐車場
まだまだ遠い剣と次郎

4.高ノ瀬

長い長い縦走路の中ほどに剣と次郎がじっくり眺められる風のないピークがあった。それが高ノ瀬1741mだ。メインの2座とそこへ向かうトレイルを目で辿りながらカップヌードルを食べる。山専ボトルのお湯は2:30に入れたのだが、9時間経ってもまだラーメンを作れるほど熱いことにKさんが感動する。15分休憩して出発。次郎笈はまだまだ遠そうだ。

 

11:00高ノ背1741m 景色が良いのでここでランチ 
11:50丸石避難小屋
次郎笈の山腹に広がる紅葉
    
ズームアップ
12:05丸石より次郎笈への稜線
次郎笈13:00到着をめざします
最後の登り
巻道と剣山
辿ってきた稜線を振り返ります 中央が三嶺
    

5.次郎笈

12:05丸石に到着。目の前に感動的な絶景が広がった。広大な笹原の真ん中を1本のトレイルが、まるでカンダダがたぐった蜘蛛の糸のように、圧倒的な存在感を放つ次郎笈の頂に向かって延びている。笹原の両外側は次郎笈の山腹を纏う紅葉の海だ。この世のものとは思えない絶景に息を飲む。「あそこまで1時間ね」kさんがこともなげに言う。さすが250kmランナーだ。必至で足を前に出し、13:01次郎笈到着。見ノ越からの登山者で賑わう山頂からは本日の縦走路が一望できた。遙か彼方に三嶺がそびえ立っているが、14kmしかないことに驚く。みんなダウンを来ている中、半袖で駆け下り剣山に向かった。

 

 
山頂の稜線に出てあと一息です
13:01次郎笈1930m
剣山をバックにもう一枚
鞍部まで下り登り返します
次郎笈を振り返ります
    
       
最後のミッションは百名山 13:50剣山1996m 
本日の縦走路 三嶺から白髪・平和丸・高ノ瀬・丸石を経て次郎笈、そしてここまで来ました

6.剣山

13:50剣山到着。縦走路からは次郎笈の存在感にやや押されているように見えたが、そこはやはり百名山だ。山頂からは次郎笈も含めた本日の全トレイルが視界の中に入った。大縦走を締めくくるにふさわしい景色だ。宿泊小屋や売店はたくさんの登山者で賑わっていた。登山道は幾通りもあるので団体さんが行かなかった方へ進み、走って下る。前が詰まるとKさんが「すみません。通してください。」「ありがとうございます。」で快く道を譲ってくれた。

 

 
広い木道が張りめぐらされています
賑わう山頂
    
ご神体の大岩を祀る剣山本宮
見ノ越方面
    
14:10下山開始
14:30リフト西島駅
    
14:45見ノ越 標高は1200m
Kさんがデポ自転車で名頃へ 車を回収する間、走って下ります
    
快調に足が動きます
三嶺:高知県最高峰 二百名山
    
剣山:徳島県最高峰 百名山

15:40かずら橋(第2)到着 ここで待ち合わせ 結局31km累積2740m12時間40分でした

    

山頂直下の剣山本宮から35分で見ノ越に到着。Kさんがデポ自転車で10km先の名頃まで車回収に向かう間、できるだけ走りたいので、間髪を入れず14:45出発。左手に剣山、正面に三嶺を臨みながら林道を下ること7km。14:40かずら橋でKさんと合流。結局31km累積2740m12時間40分と、先週とほぼ同じ規模の縦走となった。寒くて汗が出ずサプリメントもタオルも使わなかった点、下山後自宅まで400kmある点が先週とは違ったが、絶景と運動量に満足した点は変わりはなかった。(完)